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株主優待で旅行に行こう 旅行関連株を割安で購入編⑥

今回は「株主優待で旅行に行こう 旅行関連株を割安で購入編」シリーズの6回目。2回目からお伝えしている、旅行関連株主優待発行会社注目株の11社の株価動向です。

 

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 目  次

 

こんにちはakihiroです。

コロナウィルス感染拡大で経済悪化が鮮明になっています。2月の株式市場は悪化懸念のパニック売りなどで大暴落。3月も先行き不透明の乱高下で底が見えない状況です。5回目の記事で株式市場の暴落により買値目標まで下がり、まさかの対象銘柄がほとんど約定していました。その後どうなったのか確認してまいります。

 

コロナ相場で地獄に落ちた投資家が多数

 

コロナウィルスが発生される前の株式市場は、緩やかな景気回復とNYダウの上昇により地道に値を上げてきた。今年1月17日には日経平均も24,115円という高値をつけ、ほとんどの個人投資家は含み益となっていたのではないでしょうか。

 

 

 

日経平均

 1/17 24,115円

 NYダウ

 2/12   29,568ドル

 

 

 

           \(・ω・。)

  年初来高値 NYは過去最高値です

 

しかし全世界でコロナウィルス感染の影響が広がり2月下旬株価の暴落が始まりここで多くの個人投資家が含み損になってしまいました

 

📉 ぁゎゎヾ(・ω・`;)ノ   

 

投資家たちは損切りをするどころかここが買い場だと考え、更に信用取引で株を購入します

 

(*゚∇゚)ノ 在宅勤務に切り替わったし

テレワーク関連株1,000株買った

 

 

これが裏目に出て損失が増加 損切りを考えたが、ここが底だと思い信用枠の資金を全部注ぎ込んで追加購入 

 

       ヽ(゚∀゚*)

      セガサミー楽天

 

しかしここからが地獄で3月9日の日経平均は、NYダウ市場史上初めてサーキットブレーカーが発動して大暴落 日経平均も大暴落し今まで持っていた株も大幅下落で日経平均が16,000円台に落ち込んだ

 

 

_| ̄|◯   含み損が500万円にまで膨らんだ

 

追証(追加証拠金)が発生 

 

追証とは委託保証金を追加で差し入れなければならない状態のことです。証券会社から借りた信用買いと信用売り銘柄の含み損や担保にしている株の値下がりによって委託保証金率が下がることで発生します。

 

例えば

500万円の委託保証金(担保)で限度額の3倍にあたる1,500万円まで借りて購入

 

株価下落

A銘柄1,500万円→1,300万円 200万円評価損

 

( -ω-)/ 

担保の評価が300万円になるので追証ラインが25%の場合75万円の追証が発生します

 

      ある個人投資家 (-"-;)

担保500万円で1500万円を信用買い 500万円損失

 

  担保の500万円が吹っ飛んだ  (-"-;) 

1,500万円の追証ラインが25%だからあと375万円の追証が発生

 

資金がなく差入れができないので強制決済 A銘柄1,000万円で売却

 

500万円の損失 

     ガーン  Σ( ̄ロ ̄lll)

 

保証金で入れていた500万円は損失のため流失 この他現物買いも300万円の含み損

 

_| ̄|◯  💦   .。oOOO   (-"-💢)

娘の学費が  かーちゃんに怒られる        

 

日経平均はやや持ち直したものの4/8現在2割減の19,353円。NYもほぼ2割減の23,433ドルまで落ちています。正直言って良く2割減で収まっているなという感じです。まだまだこんなんでは済まないような気がします。買い場だと思っていたら実は売り場だったなんてことも。ここはもう少し様子見して慎重にトレードしましょう。

 

 

 

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コロナショックでレジャー 、鉄道・航空関連株が暴落

1.外出自粛で各社業績悪化の見通し

 

ここで紹介した、旅行関連株主優待発行会社注目株の11社ですが外国人客の減少で旅行会社の売上が大幅減。エイチ・アイ・エス全国の店舗を臨時休業するのに合わせ、ほぼ全社員に当たる約6000人を自宅待機。

 

JR東日本は新幹線の利用客減少、航空会社は減便などでCAが数千人程度の自宅待機などとなっている。私鉄各社も外出禁止で利用客減。関連会社の旅行部門や百貨店の売上も減少し業績悪化の影響も大きい各社前期決算は下方修正など迫られ、今期業績も大幅悪化見通しになると思われる。

 

2.選定優良銘柄11社の株価状況

前回まで東武鉄道を除く10社が目標買値価格まで値を下げ約定しました。買値価格は10社合計で3,132,000円。3/4時点の終値の株価で総額2,803,500円。328,500円の含み損となっていた。その後市場は乱高下を繰り返し16,000円台まで落ち込んだ。3月は配当と権利取りの月。3月30日が権利落ち日なので、この日の株価と4月8日の終値を調べてみました。

 

JR東日本
   9/26終値:10,605円
   9/27終値:10,490円
   9/27安値:10,380円
   年初来安値: 9,627円
   株主優待:運賃・料金4割引券
   年間配当1株:165円
   所有株式数:100株(100枚ごとに1枚)
   権利獲得月:3月末

 

【買い値 目標株価 9,340
   ⬇︎

2/17約定 

3/30株価 8,522円

4/8現在株価 8,500円

 

 

東武鉄道
   9/26終値:3,595円
   9/27終値:3,535円
   9/27安値:3,495円
   年初来安値:2,910円
   株主優待東武線全線優待乗車証
   年間配当1株:40円
   所有株式数:200株1枚(100株保有は3月のみ)
   権利獲得月:3月末/9月末


【買い値 目標株価 3,100円】

  ⬇︎

3/17約定 

3/30株価 3,840円

4/8現在株価 3,725円

 

 

小田急電鉄
   9/26終値:2,676円
   9/27終値:2,637円
   9/27安値:2,604円
   年初来安値:2,346円
   株主優待小田急線全線優待乗車証
   年間配当1株:22円
   所有株式数:500株4枚
   権利獲得月:3月末/9月末


【買い値 目標株価 2,380円】

     ⬇︎

2/17約定 

3/30株価 2,472円

4/8現在株価 2,450円

 

 

【阪急阪神HD】
   9/26終値:4,315円
   9/27終値:4,235円
   9/27安値:4,190円
   年初来安値:3,580円
   株主優待:阪急阪神共通回数カード
   年間配当1株:50円
   所有株式数:100株2回乗車分カード1枚
   権利獲得月:3月末/9月末


【買い値 目標株価 3,800円】

     ⬇︎

2/26約定

3/30株価 3,815円

4/8現在株価 3,765円

 

 

名古屋鉄道
   9/26終値:3,380円
   9/27終値:3,205円
   9/27安値:3,165円
   年初来安値:2,805円
   株主優待:電車線株主招待乗車証
   年間配当1株:27.5円
   所有株式数:200株4枚(3月のみ)
   権利獲得月:3月末/9月末


【買い値 目標株価 2,850円】

     ⬇︎

2/28約定

3/30株価 3,140円

4/8現在株価 3,170円

 


 

京浜急行電鉄
   9/26終値:2,143円
   9/27終値:2,136円
   9/27安値:2,108円
   年初来安値:1,635円
   株主優待:電車・バス全線きっぷ
   年間配当1株:16円
   所有株式数:200株1枚(100株保有は3月のみ)
   権利獲得月:3月末/9月末


【買い値 目標株価 1,700円】

     ⬇︎

2/27約定

3/30株価 1,929円

4/8現在株価 1,860円



 

【ANA】
   9/26終値:3,787円
   9/27終値:3,708円
   9/27安値:3,686円
   年初来安値:3,497円
   株主優待:航空運賃割引券
   年間配当1株:75円
   所有株式数:100株
   権利獲得月:3月末/9月末


【買い値 目標株価 3,320円】

     ⬇︎

2/17約定  

3/30株価 2,700円

4/8現在株価 2,537円

 

 

日本航空
   9/26終値:3,427円
   9/27終値:3,322円
   9/27安値:3,295円
   年初来安値:3,201円
   株主優待:国内線航空運賃50%割引券
   年間配当1株:110円
   所有株式数:200株1枚(100株保有は3月のみ)
   権利獲得月:3月末/9月末


【買い値 目標株価 2,960円】

  下方修正   ⬇︎

【買い値 目標株価 2,800円】

     ⬇︎

2/27約定

3/30株価 2,069円

4/8現在株価 2,018円

 

 

エイチ・アイ・エス
   9/26終値:2,727円
   9/27終値:2,660円
   9/27安値:2,643円
   年初来安値:2,346円
   株主優待:旅行優待券1,000円
   年間配当1株:30円
   所有株式数:100株2枚
   権利獲得月:4月末/10月末

 
【買い値 目標株価 2,400円】

 下方修正   ⬇︎

【買い値 目標株価 2,200円】

     ⬇︎

2/27約定

3/30株価 1,419円

4/8現在株価 1,291円

 

 

【KNT-CT HD】
   9/26終値:1,487円
   9/27終値:1,557円
   9/27安値:1,486円
   年初来安値:1,056円
   株主優待:主催旅行割引券1,500円
   年間配当1株: ―
   所有株式数:100株2枚
   権利獲得月:3月末/9月末


【買い値 目標株価 1,350円】

     ⬇︎

1/27約定 

3/30株価 711円

4/8現在株価 834円

 

 

常磐興産】
   9/26終値:1,705円
   9/27終値:1,707円
   9/27安値:1,687円
   年初来安値:1,532円
   株主優待ハワイアンズの入場・宿泊割引券
   年間配当1株:20円
   所有株式数:100株 ハワイアンズ入場券3枚 1室宿泊割引券
   権利獲得月:3月末/9月末


【買い値 目標株価 1,580円】

     ⬇︎

2/25約定

3/30株価 1,401円

4/8現在株価 1,306円

 

【11社総額】

 買い値 3,442,000円

3/30株価 3,201,800円

     🔺241,290円

4/8現在株価 3,145,600円

       🔺296,400円

 

 

旅行会社・航空会社・JRは大幅下落 私鉄各社は検討

1.コロナショックの割に損失は抑えられているか⁉︎

3月4日時点の総額が2,803,500円でその後も暴落により値を下げたが、3月30日終値は3,201,800円まで回復。含み損も241,290円まで縮小した。それも私鉄各社の検討が大きく、全社含み益となった。特に中々約定にならなかった東武鉄道は、3,100円で約定して以来2割以上も値上げした。旅行会社2社と航空会社2社、JRの落ち込みが大きく残念ながらプラスにはならなかった。しかしコロナショックの中大幅な損失になっていないのは良かった。そして当初の目的である株主優待もゲットし、配当金ももらえるので更に損失は縮小になる。

 

2.株主優待と配当金受取の権利発生

以前も紹介した通り、株主優待と配当金は下記ような内容でもらえます(エイチ・アイ・エスは4月が権利月)

 

JR東日本
株価:10,605円
株主優待:運賃・料金2割引券
年間配当1株:165円
所有株式数:100株(100枚ごとに1枚)
権利獲得月:3月末

 

東武鉄道
株価:3,595円
株主優待東武線全線優待乗車証
年間配当1株:40円
所有株式数:200株2枚(100株保有は3月のみ)
権利獲得月:3月末/9月末

 

小田急電鉄
株価:2,676円
株主優待小田急線全線優待乗車証
年間配当1株:22円
所有株式数:500株4枚
権利獲得月:3月末/9月末

 

【阪急阪神HD】
株価:4,315円
株主優待:阪急阪神共通回数カード
年間配当1株:50円
所有株式数:100株2回乗車分カード1枚
権利獲得月:3月末/9月末

 

名古屋鉄道
株価:3,380円
株主優待:電車線株主招待乗車証
年間配当1株:27.5円
所有株式数:200株4枚(3月のみ)
権利獲得月:3月末/9月末

 

京浜急行電鉄
株価:2,143円
株主優待:電車・バス全線きっぷ
年間配当1株:16円
所有株式数:200株2枚(100株保有は3月のみ)
権利獲得月:3月末/9月末

 

【ANA】
株価:3,787円
株主優待:航空運賃割引券
年間配当1株:75円
所有株式数:100株
権利獲得月:3月末/9月末

 

日本航空
株価:3,427円
株主優待:国内線航空運賃50%割引券
年間配当1株:110円
所有株式数:200株1枚(100株保有は3月のみ)
権利獲得月:3月末/9月末

 

エイチ・アイ・エス
株価:2,727円
株主優待:旅行優待券1,000円
年間配当1株:30円
所有株式数:100株2枚
権利獲得月:4月末/10月末

 

【KNT-CT HD】
株価:1,487円
株主優待:主催旅行割引券1,500円
年間配当1株: ―
所有株式数:100株2枚
権利獲得月:3月末/9月末

 

 常磐興産】
株価:1,705円
株主優待ハワイアンズの入場・宿泊割引券
年間配当1株:20円
所有株式数:100株 ハワイアンズ入場券3枚 1室宿泊割引券
権利獲得月:3月末/9月末

 

2.配当金・株主優待で損失分解消⁉︎

 

配当金は減配ではない限り11社で55,500円もらえます。

 

3月30日終値時点の損失で相殺すれば185,790円の損失まで縮小。そして私鉄各社の乗車証やJR・航空会社・旅行会社の割引券がもらえ、常磐興産はハワイアンズの入場券や宿泊割引券がもらえる。

 

これで損失分解消になるかどうかは優待券の使い方次第でしょうが、コロナウィルス感染拡大により、これらの優待券も6月以降すぐに利用できるかどうか分かりません。しかし終息後に旅行の計画が増えて楽しみになると思います。

3.引き続き11社の業績・株価を追跡する

 

今回の11社の成果は残念ながら損失となってしまいました。しかし私鉄各社は3月末日で全社プラスという検討がありました。これから市場も低迷していく可能性が大きいですが、コロナウィルスが終息した後の株価回復を期待して、この11社銘柄は持ち越して今後も追跡していきたいと思います。

 

 

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