今回は以前記事にした「この割引きっぷは使えるか 東海道新幹線編 」に引続き、JR東日本で発行している割引きっぷを調査、検証して見たいと思います。
目 次
こんにちはakihiroです。
今回は、JR東日本で発行している、新幹線のお得きっぷなどを調べてみたいと思います。
JR東日本の新幹線 お得きっぷを探せ
1.えきねっとトクだ値以外にお得きっぷはあるのか
JR東日本のお得きっぷは過去記事「この割引きっぷは使えるか 東海道新幹線編 」で、回数券の値段や金券ショップでの販売金額「えきねっとトクだ値」などの割引金額を紹介しました。
「えきねっとトクだ値」は最大で「やまびこ号」の50%割引というすごくお得なのが分かりました。しかしもし「えきねっとトクだ値」が売切れていた場合、他に割引率の高いキップがあるのか、再度調べて検証したいと思います。
尚、金券ショップで販売しているキップは以前紹介したので、過去記事にて確認下さい。
2.新幹線の回数券価格検証
過去記事で、新幹線回数券の値段は表記しました。改めて見てみます。
【東北新幹線】
指定席6枚つづり 値段 1枚あたり 通常金額 差額
東京都区内駅↔︎宇都宮駅 26,100円 4,350円 5,020円▲670円
東京都区内駅↔︎郡山駅 46,500円 7,750円 8,340円▲590円
東京都区内駅↔︎仙台駅 65,700円10,950円 11,410円▲460円
東京都区内駅↔︎盛岡駅 86,460円14,410円 15,010円▲600円
大宮〜川口・戸田公園駅↔︎仙台駅
62,580円10,430円 10,870円▲440円
【山形新幹線】
東京都区内駅↔︎山形駅 66,600円11,100円 11,550円▲450円
【上越新幹線】
東京都区内駅↔︎高崎駅 26,100円 4,350円5,020円▲670円
東京都区内駅↔︎越後湯沢駅37,380円6,230円6,790円▲560円
東京都区内駅↔︎長岡駅 50,280円 8,380円 9,110円▲730円
東京都区内駅↔︎新潟駅 59,700円 9,950円10,760円▲810円
大宮〜川口・戸田公園駅↔︎新潟駅
57,180円 9,530円10,330円▲800円
【北陸新幹線】
東京都区内駅↔︎軽井沢駅 32,700円 5,450円 6,020円▲570円
東京都区内駅↔︎上田駅 37,380円 6,230円 6,790円▲560円
東京都区内駅↔︎長野駅 46,800円 7,800円 8,340円▲540円
大宮〜川口・戸田公園駅↔︎長野駅
36,120円6,020円 6,910円▲890円
3.近距離ほどお得で長距離は割引率が低い
宇都宮と高崎が通常価格よりも670円安く、率にして13%。東京から遠くなるに連れて割引率が低くなり、仙台や盛岡は4%で割引金額も低いですね。
山形は450円と東京都区内発着で最も安く割引率も3.8%です。分析すると、指定席の空席率によって割引率も変わるようです。
つまり、高崎や宇都宮は近い距離なので、自由席で乗車する客が多くこの区間は指定席の稼働率が低い。
逆に山形は「つばさ号」の本数が少ない上、車両も短いので指定席の稼働率が高いのでしょう。
指定席の稼働率が低い区間は、安くするから乗ってよということなのでしょうね。前にも述べたように東京駅発なら、早く行けば大体席は確保できます。
大宮駅から「つばさ号」に乗った時自由席はいつも満席だった記憶があります。上野駅までの乗客で自由席が満席になってしまいます。
東京―山形は指定席回数券よりも、自由席特急券の方が安いので、わざわざ指定席回数券を買って乗るかなって感じ。
他の区間の回数券1枚の値段もそんなに自由席特急券との差額は変わらないので、お得感もあまりないです。
一応3人以上で往復する区間であれば、回数券利用でもいいか…というところです。
自由席は、上記の通常1枚あたりの値段から530円を引けば、自由席特急券の値段が分かりますので確認して下さい。
24時間欲しい時にいつでも買える
秋田新幹線こまち回数券はお買い得‼︎
1.4枚つづりなので利用範囲も広がる
こまち4枚回数券(こども同額)
東京駅都区内↔︎男鹿・八郎潟〜秋田〜羽後本荘・湯沢
ねだん 58,080円 1枚あたり14,520円
通常金額1枚あたり18,120円 ▲3,600円
秋田新幹線こまち4枚回数券はお得感があります。割引率が20%で他の回数券が6枚つづりなのに対して、この回数券は4枚つづり。
2人で利用出来るし、1人で2往復でもいいので利用範囲が広がる。1枚あたり3,600円安いので仕事で行けば1回の出張で7,200円も浮きます。
そして八郎潟駅や男鹿駅といった秋田駅よりも先の駅にも利用出来るので、更にお得感が増します。
2.男鹿半島観光に利用しよう
東京都区内駅―男鹿駅 18,450円 ▲3,880円
男鹿駅なら片道3,880円の割引額になります。男鹿半島観光には是非利用したいですね。
なまはげで有名な男鹿半島は日本海に囲まれ、自然豊かな景勝地です。ゴジラやガメラに似た岩やロウソクのような岩など男鹿半島の奇岩群が見られます。
男鹿半島の最北端には「日本の灯台50選」入道埼灯台があり、大パノラマの日本海の絶景が一望出来ます。
男鹿海上遊覧船で海上から見る、大棧橋や孔雀の窟、カンカネ洞など風景もみどころ満載です。新鮮魚介も豊富なので海鮮グルメを堪能したいですね😋
他に東京都区内発着でのお得なキップを探しましたが「トクだ値」や回数券以外見つかりませんでした。
やはり、お出かけの予定が決まっていれば「えきねっとトクだ値」がいちばんおすすめ出来ますね。
東京都区内発着以外のお得きっぷは使える?
1.割引率が‘低いが区間によってはお得感も
東京都区内発着以外のお得きっぷも調査してみました。
指定席回数券(6枚つづり)では仙台↔︎盛岡、仙台↔︎八戸があり、それぞれ割引金額が1枚あたり260円、360円といった、割引金額が東京都区内発着の割引率と、あまり変わりませんでした。
この区間「はやぶさ号」は途中駅ですから、指定席購入しますよね。わたしも良く盛岡駅から新幹線乗ったけど、指定席購入しようとしても当日はほぼ満席でした。
なので、多少時間かかっても「はやて」や「やまびこ」の自由席に乗りましたよ。
2.新幹線Wきっぷの使いようはある?
「新幹線Wきっぷ」という、東北や新潟を中心とした近距離や中距離相互区間の自由席が2枚のものがあります。
秋田↔︎盛岡、盛岡↔︎新青森といった「はやぶさ」「こまち」が停車する駅間で、全車指定席ですが、空席があれば座ることが出来るのでお得感もあり、利用もそこそこあると思われます。
ただし、関東からの観光客や出張での会社員はどうかなというところです。盛岡を経由して秋田や、青森行く人は通しで乗車券買ってしまいますからね。
わざわざ盛岡駅までのキップの他回数券じゃ無駄ですから。
他に長岡↔︎燕三条、角館↔︎田沢湖といった、地元の人しか利用しないような区間もあります。割引率は区間によってまちまちですが1枚200円や300円ほど割安。
3.停車本数下位の残念な駅安中榛名もあるが使う人いるの⁉︎
そして面白いのが前回記事、停車本数下位駅で取り上げた、浦佐駅と、安中榛名駅。新潟↔︎浦佐は「Wきっぷ」の値段が6,720円。1枚あたり3,360円です。
通常片道自由席券の値段が4,620なので1,260円もお得。往復で2,520円も割安なんです。
やっぱり停車本数下位駅は安いんだなあと思ったら、高崎↔︎安中榛名 の「Wきっぷ」の値段が2,060円。通常片道自由席券の値段が 1,210円なので、1枚あたり180円しか割引されず。
また、軽井沢↔︎安中榛名の「Wきっぷ」は2,200円。通常片道自由席券の値段が1,300円なので、200円の割引。
【新幹線Wきっぷ】
自由席2枚 値段 1枚あたり 通常金額 差額
新潟 ↔︎ 浦佐 6,720円 3,360円 4,620円▲1,260円
高崎 ↔︎ 安中榛名 2,060円 1,030円 1,210円▲180円
軽井沢↔︎安中榛名2,200円 1,100円1,300円 ▲200円
安中榛名は停車本数下位駅に加え、残念な駅にも選ばれているけど、この区間はどんな人が乗るのかなあ。
高崎から軽井沢に行くには信越本線も今は横川止まりなので、新幹線を利用しなくてはならないのでしょうが、どうも腑に落ちないのが、軽井沢↔︎高崎という区間の設定がないこと。
安中榛名に停車する「あさま」は東京から各駅に停車するので、最も空いている列車。それでいて、安中榛名は乗降客が少なく、停車本数が少ない駅。自由席特急券のお得きっぷで、この区間の利用客を増やそうというのが狙いなのでしょうかねえ。
4.乗降客少ない区間設定するよりも人気区間の設定を!
この「Wきっぷ」はお得きっぷと言ってるけど、人気のない区間で組み合わせているんじゃないかと思いたくなりますねー。
ならいっそのこと、浦佐↔︎安中榛名とか…高崎乗り換えだけどね。
雫石↔︎高畠とか…秋田新幹線・東北新幹線・山形新幹線乗継ぎ。究極の回数券です。割引率良くすれば、利用客増えるんじゃあないですか!? ニャ <(・∀・)>
本当は大宮↔︎軽井沢、大宮↔︎越後湯沢、大宮↔︎那須塩原なんていう「Wきっぷ」でも販売して欲しいねえ。
ちょっと最後は辛口コメントだったね😜
(ー'`ーメ)ムカァ 💢 ← 新幹線Wきっぷを発案した人
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