今回は以前記事にした「株主優待で旅行に行こう」の第2弾です。鉄道会社や航空会社、旅行関連会社の株主優待情報や優待利回りなどを調査して、お買い得企業の株を探っていきたいと思います。
目 次
こんにちはakihiroです。
彼岸も過ぎましたが、まだまだ蒸し暑い日が続きます。しかし夜はだいぶ涼しくなって過ごしやすくなりましたね。
複数加入の不要な保険を見直して金融商品の組替えをしましょう
1.株式投資は余裕資金で資産運用
話は長くなりましたが、今回は「株主優待で旅行に行こう」の第2弾。
お得な株主優待を発行する鉄道会社や航空会社、旅行会社などどのような割引が受けられるか調査して、次回株主優待券の権利取得に向けた購入法を分析し、株価が安いうちに投資して優待ゲットを狙いたいと思います。
株主優待をもらうといっても一応は資金が必要です。投資なので株価が下がるというリスクがあり、必ずしも儲かるわけではありません。しかし資産状況が良く余裕資金があれば、ある程度投資してみてはいかがでしょうか。業績が好調な企業で長期投資なら、値上がりが見込めます。
もし保険など複数加入している場合、損害があっても二重には保険金が下りないこともあるので、不要な保険などを見直して、別の金融商品などに組み替えましょう。
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前回述べたように9月は株主優待の権利取りが多い月で、本日26日が権利取得日。明日以降売っても株主名簿に記録されるので、優待取得の権利があります。そういうことで、明日以降になると売りたい投資家がいるので、株価が大きく下がります。
一方値下がりを見込んで買いたい投資家もいるので、どこまで株価が下がるかを見極めて購入しなくてはなりません。
売りたい方は出来るだけ高く、買いたい方は出来るだけ安く売買したいので、駆け引きが重要。
次回の優待権利獲得日のどのタイミングで買うかですが、優待が人気の株は大抵同じ動きをします。
昨年のチャートなどから値動きを見て検討したり、明日権利落ちした日の株価から、更に値下がりした株を狙って購入するようにします。
値下がりは業績悪化など下方修正や不正取引・不祥事が起きてではなく、特に悪材料もないのに値下げした時。基本的には、明日の最安値から10%程下落した株の購入を検討する。
さて、では旅行関連会社のお得な株主優待券を発行している会社を見てみましょう。
2.交通系・旅行系のトラベル関連企業の詳細情報
(株価は2019年9/26現在終値)
【JR東日本】
株価:10,605円
株主優待:運賃・料金4割引券
年間配当1株:165円
所有株式数:100株(100枚ごとに1枚)
権利獲得月:3月末
【東武鉄道】
株価:3,595円
株主優待:東武線全線優待乗車証
年間配当1株:40円
所有株式数:200株2枚(100株保有は3月のみ)
権利獲得月:3月末/9月末
【小田急電鉄】
株価:2,676円
株主優待:小田急線全線優待乗車証
年間配当1株:22円
所有株式数:500株4枚
権利獲得月:3月末/9月末
【阪急阪神HD】
株価:4,315円
株主優待:阪急阪神共通回数カード
年間配当1株:50円
所有株式数:100株2回乗車分カード1枚
権利獲得月:3月末/9月末
【名古屋鉄道】
株価:3,380円
株主優待:電車線株主招待乗車証
年間配当1株:27.5円
所有株式数:200株4枚(3月のみ)
権利獲得月:3月末/9月末
【京浜急行電鉄】
株価:2,143円
株主優待:電車・バス全線きっぷ
年間配当1株:16円
所有株式数:200株2枚(100株保有は3月のみ)
権利獲得月:3月末/9月末
【ANA】
株価:3,787円
株主優待:航空運賃割引券
年間配当1株:75円
所有株式数:100株
権利獲得月:3月末/9月末
【日本航空】
株価:3,427円
株主優待:国内線航空運賃50%割引券
年間配当1株:110円
所有株式数:200株1枚(100株保有は3月のみ)
権利獲得月:3月末/9月末
【エイチ・アイ・エス】
株価:2,727円
株主優待:旅行優待券1,000円
年間配当1株:30円
所有株式数:100株2枚
権利獲得月:4月末/10月末
【KNT-CT HD】
株価:1,487円
株主優待:主催旅行割引券1,500円
年間配当1株: ―
所有株式数:100株2枚
権利獲得月:3月末/9月末
【常磐興産】
株価:1,705円
株主優待:ハワイアンズの入場・宿泊割引券
年間配当1株:20円
所有株式数:100株 ハワイアンズ入場券3枚 1室宿泊割引券
権利獲得月:3月末/9月末
お得な優待乗車証を受けられる私鉄各社、配当が高く格安な航空会社
1.旅行会社の株主優待は旅行ツアーに良く参加する方にお得
第1弾でも紹介したJR東日本・東武鉄道・小田急トラベル・ANA・常磐興産。新たに名鉄・阪急阪神・日本航空、旅行会社のエイチ・アイ・エスとKNT-CTホールディングスを加えた11社を注目。
この11社は株価もまちまちで、9月26日現在いちばん株価の高いのがJR東日本の10,605円で、最も安いのがKNT-CTホールディングスの1,487円。
JR東日本は前回も述べたように、株主優待を片道2枚まで使用出来るので、最大4割の割引が受けられます。ただこの場合、現状投資金額に200万円以上かかります。
KNT-CTは、日本ツーリストを統括する旅行会社で、バスツアーでもお馴染みの「クラブツーリズム」の旅を主催しています。
株主優待は自社主催旅行割引券1,500円が2枚を年間2回もらえます。利用制限があり30,000円のツアーで1,500円、50,000円で2,500円の割引に。
もう1社の旅行会社エイチ・アイ・エスは、海外旅行を中心としたツアーを展開する旅行会社で、株主優待は旅行優待券1,000円分2枚を、年2回もらえます。
ただし、利用制限があり1人12,000円以上で1枚、24,000円以上で2枚の割引券利用となります。旅行会社の主催するツアーに、良く参加される方にはお得な優待券。
2.私鉄各社は株価に高低差 関連施設の無料券もあり
私鉄各社は前回紹介した通り、1枚1乗車有効のお得な優待乗車証が数枚もらえます。東武鉄道や阪神阪急、京浜急行は100株から2枚もらえ、東武鉄道は浅草駅ー鬼怒川温泉間を往復すれば3,110円分が無料に。
この他関連会社など施設で利用出来る、東武動物公園の入園無料券や、名古屋鉄道では日本モンキーパークの招待券などが、別にもらえる優待券もあります。
私鉄各社は東武鉄道や、京浜急行は株価も安いですが、小田急は500株からの保有など、他の3社は株主優待を取得するには最低価格が高い。
3.航空運賃50%割引 配当金は利回り良好でお買い得
航空会社2社は共に50%相当の国内線運賃の割引券で、ANAは年間2回もらえ、別にANAグループホテルなどで利用出来る宿泊・飲食の割引券がもらえます。
ANAの優待で羽田ー沖縄(那覇)間を利用した場合、22,000円くらいの割引が受けられます。ちなみに金券ショップでの買取価格は、1枚4,500円前後のようです。
配当金については、ANAは100株なら年間7,500円、日本航空においては100株なら年間11,000円もらえるので、現状30万円台の投資金額は格安な銘柄と言えます。
4.ファミリーで訪れるなら株主優待利用がおすすめ
常磐興産はスパリゾートハワイアンズを運営している会社で、このブログにも何回か登場しました。
株主優待は、ハワイアンズの施設入場券3枚と宿泊割引券がもらえます。平日なら大人1人風呂なしの部屋で7,500円〜、土曜日は14,000円〜で宿泊出来、スパリゾートハワイアンズが無料で入場出来ます。
家族で大人2人・こども1人で行けば、平日なら20,000円で宿泊とハワイアンズが楽しめます。主要駅からシャトルバスもあるので、非常に格安でお得な旅行が可能。
今日の終値が1,705円で購入おすすめした6月11日の株価は1,669円でしたから、36円高です。100株購入していれば3,600円のプラス。
明日権利落ちで値下がりするでしょうが、1,669円を下回らなければ利益も出ます。
しかし今日の常磐興産の高値が1,788円、昨日の終値からは55円安なので、優待もらわずに、値上がり分の利益確定売りが多かったようですね。
格安・高配当・株主優待高利回り注目11社
1. 権利落ち後押し目買いで狙いたい
さてこの11社ですが、引き続き業績や値動きを見ながら株価分析をして、購入検討したいと思います。
明日が権利落ち日なので、それぞれの銘柄は下落すると思われます。次の権利獲得月はエイチ・アイ・エス以外は3月末。
明日の最安値価格から、10%落ちた価格が狙い目だと考えています。
ただ、現在の日経平均株価は日本経済の実態を伴っていないと感じられますし、景気後退懸念があり、株価下落の不安があります。
市況を見据えた投資が必要ですので、慎重に行きたいと思います。この銘柄については明日の株価を元に、またレポートして参ります。
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