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こんにちはakihiroです
今回は阪急・阪神電鉄が発行している「阪急阪神1dayパス」のおすすめ旅です。阪急、阪神電車が両方利用出来て、大阪・神戸・京都の広いエリアが1日乗降り自由のお得で便利な乗車券です。
関西エリアのフリーきっぷはお得感あふれる
1. 魅力的な観光名所を割安に巡る
久しぶりに関西地方のお得なキップを使った、おすすめ旅です。
関西でのフリーきっぷは次のようなものを紹介しました。
- 大阪メトロ「エンジョイエコカード」(1日)820円
- 近畿鉄道「奈良世界遺産フリーきっぷ」(1日)1,660円
- 南海電鉄「高野山・世界遺産きっぷ」(2日)3,540円
- スルッとKANSAI「大阪エリア版」(1日)2,800円
- 「京都市営地下鉄・京都バス一日券」1,100円
2. 私鉄や市バスは割引特典など付加価値が高い
どのフリーパスも割安感があって、入場料の割引クーポンが付いている羽振りの良さが関西っぽい。
関西は、交通各社の競争が激しいためか、お得きっぷのサービス向上の質がいいです。ただ、残念なことにJRのお得きっぷが少ないですね。
わたしが大阪にいる時には「昼特きっぷ」という、平日の昼の時間帯(休日は終日)に利用出来る6枚綴りの回数券がありました。
大阪駅、京都駅間は1枚350円で、通常560円なので210円も割引されたお得きっぷです。
金券ショップには、様々な区間をバラ売りした「昼特きっぷ」が販売され、良く購入して遊びに行ったものです。
しかしそのお得なきっぷも一昨年9月で販売中止。ICOCA、PiTaPaの新割引サービスなどに移行とか言ってますが、どれだけお得感があるのでしょうかね。
まあJRはやっぱり、大都市圏での客に対しての割引サービスに乏しいです。
と言うことで、今回も「阪急阪神1dayパス」を発行する私鉄列車をおすすめします。
「阪急阪神1dayパス」で関西3都巡り
1.上品でセレブ感な阪急電車はギャンブル場へのアクセスも便利
「阪急阪神1dayパス」は、阪急・阪神電車、神戸高速線が1日全線乗降り自由のフリーパスです。
◆利用条件
対象電車:阪急電車、阪神電車、神戸高速が全線(西代、湊川を含む)1日乗降り自由。
発売期間:2023年4月1日(月)~2024年3月31日(火)
<通年発売>
ねだん:大人1,300円 小児650円
阪急電車は京都、大阪、神戸を結び、沿線には宝塚歌劇団で有名な宝塚、京都の人気観光地のある嵐山などがあります。
車体は、あずき色の光沢を帯び上品さがあり、乗客もなんだか富裕層という雰囲気があります。
一方で、沿線上には阪神競馬場などギャンブル場もあり、賭博列車というチョイ悪な側面もあったりする。乗客それぞれの想いを乗せて走るドリーム列車 🌈
2.京都市内から神戸三宮駅までの区間をJRと比較
京都河原町駅 ➡︎ ➡︎ 十三駅 ➡︎ ➡︎ 神戸三宮駅
阪急京都本線特急・神戸本線特急
所要時間約1時間15分
運賃640円
京都駅 ➡︎ ➡︎ 三ノ宮駅
JR京都線新快速
所要時間約51分
運賃1,110円
JR線は20分以上早く到着するものの、運賃は470円も高い。阪急電車は十三駅での乗換え時間があるため、時間がかかります。
3.大阪ならではの沿線都市 庶民的な阪神電車
阪神電車は難波や梅田などの繁華街を走り、甲子園球場はもちろん、オリックスが本拠地とする京セラドームの最寄り駅もあります。
大阪梅田から神戸三宮まで、工業地帯を通り、最も海沿いを走る電車です。大阪では馴染みの駅に止まり、わたしが以前住んでいた尼崎の駅があり、阪神電車は東京で言う京浜急行にイメージが近いです。
阪急電車に比べるととても庶民的な電車です。阪急・阪神電車ともに梅田駅があり、それぞれ別々の駅で大阪駅を中心に南北に分かれています。
4.大阪から三宮駅まで私鉄・JR3線比較
梅田駅 ➡︎ ➡︎ 三宮駅
9:10発 9:40着
阪急神戸本線通勤特急
所要時間30分 運賃330円
梅田駅 ➡︎ ➡︎ 三宮駅
9:14発 9:46着
阪神本線特急
所要時間32分 運賃330円
大阪駅 ➡︎ ➡︎ 三ノ宮駅
9:15発 9:40着
JR神戸線新快速
所要時間25分 運賃420円
やはりJR新快速がいちばん早いです。阪神電車と9分の差があり、さすがJRといった感じ。ただ運賃は90円高いですね。
こう見てみると時短のJR、安価な私鉄といった鉄道事情ですね。
「阪急阪神1dayパス」のお得な周り方
1.遠距離を往復か近距離を複数回か?
「阪急阪神1dayパス」に戻りますが、阪急電車の京都河原町駅、神戸三ノ宮駅の区間が片道640円で往復すると1,280円ですから、「阪急阪神1dayパス」の値段が1,300円なので20円安い。
しかしこの区間を往復するだけで「阪急阪神1dayパス」を購入する人はいないでしょう。
やはり数回に分けて乗車する人向きという感じがします。ひと駅の区間運賃は160円くらいですから、乗車を9回以上すれば元を取れます。しかし、この路線細かな乗車はビジネス向きとも思えますね。
レジャー対象とした場合で、東京方面から京都観光に来た人が、初日は京都市内観光を、翌日「阪急阪神1dayパス」で大阪や神戸を観光するというシミュレーションでコースを考えて見ます。
2.京都・大阪・神戸三都物語巡り
①京都河原町駅 ➡︎ ➡︎ 嵐山駅 240円
阪急京都本線・嵐山線
②嵐山駅 ➡︎ ➡︎ 神戸三宮駅 640円
阪急嵐山線・京都・神戸本線
④大阪難波駅 ➡︎ ➡︎ 梅田駅 370円
阪神なんば線・本線
観光都市①〜⑤の区間に乗車して、合計運賃は2,080円で780円割安。
阪急、阪神とも元々の運賃が安いので、2,000円を超える乗車ともなると、結構な距離や回数の乗降を繰り返さないとなりませんね。
JRを利用して、この区間を乗車したら運賃が高そうです。関西での観光は、私鉄やメトロから発行しているフリーパスを、上手く使ってお得な旅をしましょう😃